ねんりんピック 県選手団が愛媛へ出発
28日から31日まで愛媛県で開かれる第35回全国健康福祉祭えひめ大会(ねんりんピック笑顔のえひめ2023)の和歌山県選手団の壮行式が27日、和歌山市の和歌山駅西口地下(わかちか広場)で行われ、選手たちが大会での活躍を誓った。
同大会は厚生労働省、愛媛県、一般財団法人長寿社会開発センターが主催。60歳以上を中心にあらゆる世代の人が楽しみ、交流を深める健康と福祉の祭典。観客を含め全国から延べ50万人が参加する。
県内からは紀の国いきいき健康長寿祭のペタンク、グラウンド・ゴルフ、ゲートボール、卓球交流大会、健康マージャン大会、将棋大会の入賞者および各競技団体からの推薦者など21種目に138人が出場する。
式典では岸本周平知事がグラウンド・ゴルフ交流大会に出場する森本和雄さん(81)に団旗を授与。
岸本知事は「平均年齢70歳の素晴らしい選手ばかり。私も67歳なので本当なら選手側に行きたい。皆さんが来年も参加すると平均年齢が1歳上がる。100歳まで上げていきましょう」と激励。
選手を代表して剣道交流大会に出場する大橋義久さん(71)が「和歌山県の高齢者パワーを遺憾なく発揮して全力を尽くし、全国の参加者との交流を深め仲間との輪を広げてきたい」と決意表明。
団長を務める県社会福祉協議会の川口博之事務局長(60)は「県内の予選を勝ち抜いたトップ選手が集まった。好成績を残すことを確信している」と意気込みを見せた。
最高齢は卓球に出場する九度山町の梅村忠男さん(88)。22歳で卓球を始め、現在も練習を続け大会に出場しているといい、「僕はうまいけど強くない。でも勝つために出場するので優勝したい」と力強く話していた。
選手らは式典終了後、バスで愛媛に向け出発した。