創立150周年地域と祝う 松江小が記念集会
和歌山市松江北の松江小学校はことしで創立150周年を迎えた。10月31日に同校体育館で記念集会が開かれ、保護者、地域の各団体や住民、お帰りパトロール隊のメンバー約200人が参加。児童464人が歌や楽器演奏を披露し、150周年を祝った。
松江小学校は1873年6月6日万福寺の一隅に松江小学と称して創立。1926年、松江村字宮西に校舎を移転。47年に松江小学校と改称、64年に現在の場所に移転した。
記念集会は、日頃お世話になっている地域の皆さんと一緒に150周年を祝いたいと同校が企画した。
会では児童を代表して小山藍理さん(12)が「たくさん練習を積み重ねてきました。成長した姿を見てもらい、一緒に150周年を祝いましょう」とあいさつ。
各学年が一生懸命に歌い、踊る姿に会場から大きな拍手が湧き起こった。最後は6年生と参加者全員で「翼をください」を合唱。
毎日登下校を見守るお帰りパトロール隊に児童から感謝状が贈られた。川口敏夫隊長(75)は「私は昭和38年に松江小学校を卒業した。当時は松林の中を通って通っていたことを思い出す」と感慨深げだった。
児童代表を務めた面家咲那さん(11)は「みんなで地域の人に感謝を伝えられて良かった」とにっこり。
杉本和弥校長(59)は「150年にわたって教育を大事にしてきた先人の思いをつなぎ、子どもを育てる責任を果たしていきたい」と話していた。