岩出の魅力紹介 那賀高生がパンフを駅に設置

和歌山県岩出市高塚の那賀高校の生徒が作成したパンフレット「岩出のええとこえろ。」が16日から、岩出駅に50部限定で設置されている。生徒自らが駅周辺の観光地や特産物などを調べて手作り。同校の川畑源大教諭(38)は「生徒が一生懸命作った。多くの方に手に取ってほしい」と話している。

和歌山線活性化検討委員会が、地元の高校生と協力して同線沿いを盛り上げようと企画。パンフレットは、生徒会の2人が1週間程度かけ、A3サイズ両面カラーで作成した。

根来寺や緑花センターなどの観光地や、ねごろ大唐や黒あわび茸といった特産品をイラストを添えて紹介。大宮神社(同市宮)や、江戸時代から歌われているとされる、根来の子守唄も記されている。

湯浅町から訪れた兵野勉さん(75)はパンフレットを手に取り、「よく調べていると思う。根来の子守唄が、一番興味がある」と笑顔。同駅の仲谷泰彦駅係員(48)は、「(駅を利用する人に)手に取っていただいて、岩出はこんな所なんだと知ってほしい」と話した。

16~19日には、同校華道部の生け花作品も駅構内に展示された。

パンフレットの設置に携わった那賀高生ら(和歌山線活性化検討委員会提供)

パンフレットの設置に携わった那賀高生ら(和歌山線活性化検討委員会提供)