体験・発表に500人 ゆうゆうスポーツクラブ
和歌山県海南市で活動するNPO法人総合型地域スポーツクラブ「ゆうゆうスポーツクラブ海南」は11月26日、同市大野中の市総合体育館で発表会と体験会を開き、子どもから大人まで約500人が参加。日頃の練習の成果を披露し、新たなスポーツを体験した。
同クラブは誰もが気軽にスポーツや文化活動を楽しんでもらおうと、2005年に設立。同市や地元企業のサポートを受け、地域住民が主体となり運営している。30種目、50教室を開く他、スポーツが持つ人をまとめる力を生かし、子育て、まちづくり、防災などの地域課題にも取り組んでいる。
今回のイベントは、より多くの人に同クラブの教室を知ってもらいたいと昨年から開催。
ジャズダンス、ブレイクダンス、K―POPダンス、クラシックバレエ、トランポリン、太極拳教室教室のメンバーが楽しそうに踊り、技を見せる姿に会場は大きな拍手に包まれた。
発表の後はそれぞれの教室が体験会を開いた。
4歳の息子と参加した同市の40代女性は「子どもが何が好きか知りたくて、いろいろさせてみようと思っている」と話し、同市の40代女性は「興味があるけど、どんなのか分からないから一度やってみたい」と太極拳を体験していた。
またこの日は、和歌山医療スポーツ専門学校(有田市)がニュースポーツ「ティーボール」の体験コーナーを開設。ピッチャーのいない野球で、本塁プレートの後方に置いたバッティングティーにボールを乗せ、その止まったボールを打者が打つゲーム。スポーツトレーナー学科の吉田幸平教諭は「絶対に当たるので楽しみながら打つ感覚をつかむことができる。野球を始めたい小さな子どもに体験してほしい」と子どもたちに打ち方を教えていた。
赤松由美子事務局長は「教室には、スポーツを気軽に楽しみたい人から本格的に取り組む人まで、4歳から80代が参加している。幅広いスポーツを体験し、基礎体力づくりをしてほしい」と話していた。
同クラブには、幼児から高校生までが対象の約30種類のプログラムと大人対象の教室では、シェイプアップエクササイズやヨガ、テニス、バレエ、ファイティングエクササイズなどがある。会員になるといくつでも教室に参加できる。問い合わせは同クラブ(℡073・483・6454)。