養老さんの講演も 県読書推進フォーラム

和歌山県の2023年度読書推進フォーラム「本もって集合!『本との出会い』を楽しもう!」が1月27日午後1時から4時半まで、県民文化会館大ホールで開かれる。東京大学名誉教授の養老孟司さんが記念講演を行う他、参加者同士の「本の交換会」を開催。参加申し込みを受け付けている。

県は、子どもから大人まで年齢に関係なく、読書の素晴らしさを再認識する機会をつくるため「読書を楽しむ習慣づくり事業」に取り組んでいる。今回はその一環としてフォーラムを開催。ベストセラーとなった『バカの壁』などの著書で知られる養老さんが「読むこと、考えること、生きること。」をテーマに記念講演を行う。同時開催の「本の交換会」は、参加者に新しい本や人との出会いを提供。参加者は、当日「誰かに読んでもらいたい」本を持参。「一箱古本市」やフリーマーケットのイメージで、持ち寄った本を交換し合う。事前の申し込みが必要。販売はできない。

当日の日程は、午前11時から「本の交換会」出展者の受け付け、正午から一般の受け付け、午後1時から「本の交換会・前半」、1時50分から開会行事、2時から記念講演、3時20分から「本の交換会・後半」、4時半閉会。

参加希望者は電話、ファクス、メールで、名前(ふりがな)・所属(勤務先または在住の市町村)・電話番号・メールアドレス・本の交換会参加希望の有無・その他(一時保育・手話通訳・要約筆記希望の有無など※1月12日締め切り)を伝えること。申し込み先は県教育庁生涯学習課(℡073・441・3720、FAX073・441・3724、メール)。1月23日締め切り。本の交換会については12月15日に説明会を開催。参加希望者は前日の14日までに申し込むこと。

記念講演を行う養老さん

 


養老さんのプロフィルは次の通り。

鎌倉市生まれ。東京大学医学部卒業。1981年、同大学医学部教授に就任。95年に退官、98年名誉教授に就任。京都国際マンガミュージアムの初代館長を2006年から10年間務め、現在は名誉館長。03年出版の『バカの壁』がベストセラーに。その他、『本質を見抜く力』『養老先生のさかさま人間学』など著書多数。