大切な思い書いたよ 年賀状の受け付け開始

年賀状の引き受けが15日、全国一斉に始まった。和歌山中央郵便局(和歌山市一番丁、森田浩之局長)ではセレモニーが行われ、岡山幼稚園(同市吹上、松本幸子園長)の園児38人が家族らに宛てた年賀状を投函(とうかん)。森田局長らによるテープカットで、受け付け開始が宣言された。

園児たちは「雪」「やぎさんゆうびん」「お正月」の歌を披露。「年賀状、いっぱい買ってね! いっぱい出してね!」と元気よく呼びかけた。

小野葵依ちゃん(6)は「ママに『あけましておめでとうございます』と書いた」と笑顔。谷浦大晴君(6)は「(届くのが)楽しみ。家族に喜んでほしい」と話した。

同郵便局総務部の駒井知貴部長(52)は、「年賀状は一年で最初の贈り物。減少傾向にあるが、紙に書く良さや手紙の文化を継承していきたい」と話し、「元旦に届けるため、なるべく早めにお出しください」と呼びかけた。

ことし元日に県内で配達された年賀郵便物は約774万通。同郵便局では約192万2000通となった。全国では約8億8236万通と、配達物数は10年以上にわたり毎年減少している。

思いを託した年賀状をポストに入れる園児たち

思いを託した年賀状をポストに入れる園児たち