小中学生剣士が熱戦 第47回新春少年剣道大会

「第47回新春少年剣道大会」(貴志少年剣道クラブ主催)が、和歌山市中之島の県立体育館で開かれた。同市内を中心に県内や大阪府から36チームの小中学生が参加。学年別などで団体戦と個人戦が行われた。団体戦の中学生男子の部は河南剣道クラブ(和歌山市)、女子は岩出少年剣道クラブ(岩出市)、小学生高学年(5、6年)は吉備剣道クラブ(有田川町)、低学年(3、4年)は和歌山砂山少年剣友会(和歌山市)、幼学年(1、2年)は和歌山武道館剣道錬成クラブ(同市)が優勝した。

同大会は毎年1月上旬に開催。ことしは会場で能登半島地震への義援金も募り、集まった10万6133円は公的な機関を通して被災地に寄付される。


団体戦には計362人が参加した。中学生男子の部には14チーム、女子の部(3人制)は、10チームが出場した。女子の部で岩出と七彩剣の会の決勝は代表戦までもつれ、大将・金井彩香さん(14)が面を決めて優勝に導いた。金井さんは「めっちゃうれしい。(代表戦は)緊張したが負ける気がしなかった。みんなでつないでつかんだ優勝」と笑顔だった。

中学生男子の部を制した河南剣道クラブ

中学生男子の部を制した河南剣道クラブ

 

中学生女子の部を制した岩出少年剣道クラブ

中学生女子の部を制した岩出少年剣道クラブ

 


小学生高学年の部は21チームが参加。貴志少年剣道クラブAが準優勝した。低学年の部で優勝した和歌山砂山少年剣友会の大将・大窪悠斗さん(9)は、「強気で戦えた。優勝できてうれしい。みんなでつないで勝つことができた」と振り返った。

小学生高学年の部準優勝の貴志少年剣道クラブA

小学生高学年の部準優勝の貴志少年剣道クラブA

 

小学生低学年の部を制した和歌山砂山少年剣友会

小学生低学年の部を制した和歌山砂山少年剣友会

 


幼学年の部には13チームが参加。貴志が準優勝を果たした。

幼学年の部を制した和歌山武道館剣道錬成クラブ

幼学年の部を制した和歌山武道館剣道錬成クラブ

 


個人戦には計137人が出場した。学年や男女、経験年数別に12部門を実施。中学生男子の部では井手将晴さん(貴志)、6年生男子の部では山本新之助さん(同)、3年生女子では岡村咲希さん(安原少年剣道クラブ)が優勝した。山本さん(12)は、「プレッシャーが大きかったが新春に優勝できてとてもうれしい。相手の動きをよく見て捉えることができた」と振り返った。

個人戦のその他の優勝選手は次の皆さん。

《中学生女子》河田舞耶(串本少年剣道クラブ)《6年生女子》古川瑚子(貴志少年剣道クラブ)《5年生男子》岩本将弥(同)《5年生男子(経験1年未満)》橋本宏哉(安原少年剣道クラブ)《5年生女子》上田夢(七彩剣の会)《4年生男子》西川寛人(和歌山武道館剣道錬成クラブ)《4年生女子(経験1年未満)》岡本のの香(国城剣友会)《3年生男子》井手輝(貴志)《2年生以下》上田陽菜乃(三輪崎剣道クラブ)