語りと芝居が融合の朗読劇 2月城ホールで公演
一般社団法人文化芸術プロジェクトは、語りと芝居が合体した新感覚の朗読劇を2月12日午後2時から、和歌山市の和歌山城ホール小ホールで開かれる「きのくに舞台芸術祭2023」で披露する。
出演は劇団ZEROの石村渚さんが主宰する渚会。市内で開いているナレーション&朗読教室の有志で結成し、和歌山の民話を基にした朗読劇を上演している。
舞台では「あしはらなかつくに夢物語」より『古事記』の雄略天皇の条に登場する引田部赤猪子を基に有吉佐和子が書き下ろした『赤猪子物語』を演じる。また、日本古来の伝説の英雄ヤマトタケルの親子愛と悲劇、権力と支配、勇ましく心優しい壮大な物語「ヤマトタケル」を披露する。
石村さんは「分かりやすく幅広い世代が楽しめる舞台になっています。カラフルで華やかな衣装も見どころの一つ。明日も頑張ろうと前向きになれると思います。ご期待ください」とPR。
演劇ユニット「結社わだち」の寺嶌奈穂美さんによる、宮沢賢治の『よだかの星』の朗読もある。
料金は前売り2000円、当日2500円。チケットは同ホール(℡073・432・1212)などで販売中。問い合わせなどは同プロジェクト(℡080・1439・3113)。