演奏やファッションショー 慶風高校文化祭
和歌山県紀美野町にある私立の通信制高校・慶風高校(田原サヨ子理事長)は9日、和歌山市西汀丁の市勤労者総合センターで本年度の文化祭を開いた。スポーツコースや、週5日登校の全日制などに通う、1~3年の生徒ら約25人と、保護者、学校関係者らが参加した。
全日制の生徒らが「虹の彼方に」をミュージックベルで演奏し、スポーツコースの生徒らは「LOVE LOVE LOVE」などの曲を披露した。
その他、生徒や教員によるトランプのマジックショーや、カーテンなどのリサイクル布を使って家庭科教員が作った衣装のファッションショーも行われた。衣装をまとったモデルの野球部員が満員の観客席後部から登場すると、温かい声援や拍手が送られた。最後にウインズ平阪さんのミニライブもあり、文化祭を盛り上げた。
マジックを披露した1年生の北田朝陽さん(16)は、「こんな大勢の前でやるのは初めての経験。文化祭を盛り上げたい一心で頑張った」と話した。ミュージックベルを演奏した2年生で野球部主将の西川拓海さん(17)は、「練習の成果が出せて良かった。みんな生き生きして楽しかった」と話した。助っ人として演奏に加わった3年生で生徒会長の佛爽菜(ほとけさやな)さん(19)は「学年の垣根を越えて、隔たりなく関われる学校生活や文化祭になって充実していた」と話した。
文化祭運営担当の硲(はざま)和也教諭は、「人前で披露することは少ないので皆、一生懸命に練習し、成果が出せた。とても良い文化祭になった」と話した。