能登地震被災者に寄り添う 政治資金問題の改革断行を

本年初めての「がんばってます」への投稿。本年も一年、日々感謝とともに辰の年、全力で頑張ります。
まずは、1月1日に、石川県能登地方を震源とする能登半島地震が発生しました。この地震により被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。また、尊い生命を失われた方々のご冥福をお祈りし、深い悲しみにあるご家族や関係者の皆さまに衷心よりお悔やみ申し上げます。
地震の発生を受け、被災地で大学入学共通テストを控えた受験生から、1日の夜、涙ながらに私のところに連絡がありました。日常生活もままならぬ中、受験の手続きや、万が一、本試験を受けられなかった場合にはどうすればいいのかという悲痛な訴えでした。早速、各関係者に対し最大限の配慮を訴えたところ、1月3日夕方には盛山大臣からメッセージが、そして、5日には文科省から出願手続きや受験日程に関し、柔軟な措置を講じることを求める通知が発出されました。そして、9日には、石川県の金沢大学が、1月27日、28日に実施される追試験の会場に特例措置として追加設定されることが発表されました。
また、現在、多くの住民の方々が避難されている公立小中学校は、液状化などの影響はありましたが、今回の地震で1校も倒壊したところはありませんでした。公明党が粘り強く耐震化予算を確保し推進し耐震化率を上げてきたことにより、学校が災害時の避難所として重要な役割を果たしました。命に直結する安心安全の確保は何よりも大切であり、和歌山においても、いつ起こってもおかしくない、地震等の自然災害が発生した時の防災対策等、現場のお声を大切に今後も必要な備えをしっかりと講じまいります。
能登半島地震においては、公明党は発災当日に、「令和6年能登半島地震災害対策本部」を直ちに設置し、党としての対応を開始しました。一日も早い復旧・復興に向けて、生活を再建できる日まで被災者に寄り添い、全力で取り組みを進めてまいります。
今年は、和歌山県下での新年の各種行事が、コロナ前と同様に再開されました。各行政や業種の関係者の皆さまと直接お会いし、ごあいさつをさせていただくことができました。コロナ禍を乗り越え、愛する郷土和歌山を元気にしようとの強い思いで皆さまが集われていました。
毎年恒例の和歌山放送「新春国会議員座談会」では、約2時間、和歌山の人口問題や地域経済の振興など、多岐にわたるテーマで議論が交わされました。私は、今年のキーワードを、「大衆とともに」とさせていただきました。結党60周年の節目を迎える本年、「大衆とともに」の立党精神を胸に刻み、自身を戒め律していくこと。そして、たゆまざる自己研さんに励み、今年一年も頑張っていくとの決意を述べさせていただきました。
今年も和歌山では、注目の動きが目白押しです。
和歌山では、国内最大級のファッションイベント「東京ガールズコレクション(TGC)和歌山2024」が2月3日、和歌山ビッグホエールで開催されました。和歌山市では昨年2月の関西初開催から、2年連続での開催となりました。今回は共生社会を目指した「ハーモニー・マーチ・ステージ」を新設。オーディションで選ばれた県内在住者の方々が、障害の有無や性別にかかわらずプロのダンサーとパフォーマンスを繰り広げ、共生社会の実現を目指したパフォーマンスを表現されました。
そして、ユネスコ世界文化遺産のひとつ、「紀伊山地の霊場と参詣道」が登録20周年を迎えます。世界遺産に含まれる三つの霊場のうち「熊野三山」と「高野山」が和歌山県にあり、年間を通して、県内各地で事業やイベントが予定されています。今年一年も、和歌山の皆さまと共に、和歌山のもつたくさんの魅力の発信に努めてまいります。
1月26日に通常国会が招集されました。政治資金の問題が発覚し、国民の政治への信頼は大きく損なわれています。公明党は2024年を「令和の政治改革元年」と銘打ち、他党に先駆けて「政治改革ビジョン」を策定しました。
国民の皆さまからの信頼なくして政治は成り立ちません。公明党は国民の皆さまからの政治への信頼回復に全力を挙げ、再発防止のため各党との議論をリードし、政治改革を断行してまいります。