センバツへ「一戦必勝」 耐久高の2人が決意

「第96回選抜高校野球大会」(3月18日開幕、阪神甲子園球場)に出場する耐久高校(和歌山県湯浅町)から、海南市出身の2年生、冷水孝輔投手(17)と澤剣太郎選手(17)が19日、同市役所を訪問。神出政巳市長に大会への意気込みを語った。

同校野球部は1905年の創部以来、春夏通して初の甲子園。今大会では8強入りを目指す。冷水投手はエース、澤選手は3番遊撃手として活躍している。

冷水投手は加茂川小学校出身。加茂仲良しクラブで1年生から野球を始め、下津第二中学時代は有田リトルシニアでプレーした。高校1年生から投手を始め、現在は最速142㌔の力強い速球を武器にスライダー、カットボール、ツーシームも操る。

澤選手は亀川小学校出身。亀川少年野球団で1年生から野球を始めた。亀川中学時代には和歌山有田ボーイズに所属した。球際の強さや強肩が武器の守備と、広角な打撃でチームを引っ張る。

冷水投手は「一戦必勝で目の前の試合を一つずつ勝っていけたらと思う」と決意。澤選手は「応援してくださっているたくさんの方の期待に応えられるように、精いっぱい悔いのないようにプレーをしたい」と話した。

神出市長は「プレッシャーもあると思うが悔いのないように」と激励し、「しっかり甲子園で楽しんでいただきたい」と呼びかけた。2人は市議会も訪ねた。

大会の組み合わせ抽選会は3月8日に行われる。

神出市長㊨から激励を受ける澤選手㊧と冷水投手

神出市長㊨から激励を受ける澤選手㊧と冷水投手