462人が門出 近大生物理工学部で卒業式
近畿大学生物理工学部の卒業式が22日、和歌山県紀の川市西三谷の和歌山キャンパスで行われ、学部生417人と大学院生45人の計462人が門出を迎えた。
卒業生を代表して6人が細井美彦学長から学位記や卒業証書を受け取った。
成績優秀により学長賞を受けた遺伝子工学科の土居歩実さんは、コロナ禍の学生生活を振り返り、「(卒業後は)大きな壁にぶつかることがあるかもしれないが、どんな困難に直面しようともこの学舎での経験を糧にして乗り越えていく」と謝辞を述べた。
細井学長は、今後のポストコロナ時代では社会問題について一人ひとりが考えて行動することが重要になるとし、「たゆまぬ学びと実学教育と人格の陶冶(とうや)を胸に人生を歩んでほしい」と激励した。
古薗勉学部長は困難が起きたときに何を学ぶかが大切と伝え、「皆さまの将来が光輝くものであり、夢がかなうことを心から祈念する」と呼びかけた。
成績優秀者に与えられる学部長賞は30人が受賞し、代表して生命情報工学科の富山風雅さん(23)が古薗学部長から賞状を受け取った。