健康増進など連携 海南市と日本生命が協定
住民の福祉向上や地域の活性化を目指し、和歌山県の海南市と日本生命保険相互会社和歌山支社(中嶋徹支社長)は21日、包括連携協定を締結した。
同社はこれまで県と岩出市、御坊市など県内の8市町村と連携協定を結び、海南市は10例目。同社のネットワークや知見を生かし、健康増進、疾病予防に関する情報発信、高齢者の介護、いきがいづくり、児童や青少年の健全育成、スポーツ振興など幅広い分野の取り組みが計画されている。
締結式は市役所で行われ、中嶋支社長と神出政巳市長が協定書に署名した。中嶋支社長は「健康づくりは個人の努力に任せるだけでは限界がある。家庭、学校、地域、職場、行政などが協力しながら進めていくことが重要。今回の協定を結べることは大変心強い」と話し、中嶋支社長は「私たちが一番得意とするのは健康増進だと思う。いろんなことを提案するなど、一緒に取り組ませてもらいたい。形だけでなく、やる以上は徹底的に入り込みたい」と述べた。
今後は検診のPR、日本生命に所属する社会人野球チームや女子卓球選手によるスポーツ教室の開催など、市民サービスの強化に向け、お互いがアイデアを出し合い進めていくという。