ライブで義援金 小形さんが能登半島地震に

能登半島地震の被災地・被災者を支援するため、㈲フリージアいちごの里(和歌山市岩橋)の小形みちる取締役会長が22日、チャリティーライブで集まった義援金37万9036円を市に託した。

同社は訪問介護事業などを手掛ける。小形会長は岩手県出身で、東日本大震災で実家が全壊し、親類や知人も多く被災した体験を持つ。2014年からチャリティーライブを開き、収益金を災害に苦しむ全国の被災地に寄付する活動を続けている。

今回の「チャリティーライブ3・11~忘れない~」は10、11日の2日間、同市北新のライブハウス・オールドタイムで開催。小形さんとオールドタイムの松本博店長が市役所を訪れ、尾花正啓市長に義援金の目録を手渡した。

尾花市長は「多くの義援金を集めていただきありがたい。被災者の生活再建にあててもらえるよう、届けたい」と感謝。小形さんは「会場に入れないくらい多くの方がライブに集まってくださった。和歌山でもいつ南海トラフ地震があるか分からない。若い人たちに思いをつないでいきたい」と話していた。

 

義援金目録を手に(左から)尾花市長、小形さん、松本店長