つながり大切に能登へ義援金 ぶらくり倶楽部

能登半島地震の被災地を支援しようと、和歌山市のぶらくり丁商店街協同組合内の任意組織「ぶらくり倶楽部」(岩崎漁次代表)は3日、イベントや店頭で募った義援金9万6622円を市に託した。

同団体は、同組合の活動をより活発化し、自発的・自由な発想で楽しく活動することで元気な商店街をアピールしようと、昨年11月に結成された同組合公認の有志団体。8人で構成される。

3月10日に同商店街で初の大規模な催し「能登半島チャリティーイベント」を開催。2月中旬から同組合の約30店舗に募金箱を設置するなどして呼び掛けていた。

この日、岩崎代表と、同組合の日茂由萬理事長らが市役所を訪れ、尾花正啓市長に義援金の目録を手渡した。

東日本大震災時、ボランティア経験のある岩崎代表は「困ったときに助け合うのは、日本人の精神。商店街ならではの横のつながりを大切にして、北ぶらくり丁と東ぶらくり丁、周辺店舗が共に協力しながら、継続して支援や活動をしていきたい」と話した。

尾花市長は「本当にありがたい。早期の復興を期待している」と話した。

市は、日本赤十字社県支部を通じて義援金を被災地に届けるとしている。

尾花市長㊧に目録を手渡す岩崎代表

尾花市長㊧に目録を手渡す岩崎代表