「まりひめ」スイーツ ローソンが発売へ

コンビニエンスストア大手の㈱ローソンは9日、和歌山県産イチゴ「まりひめ」を使用したスイーツ「スプーンで食べるふわふわケーキ」を、近畿2府4県の約2500店舗で発売する。数量限定で、販売期間は約4週間。税込み268円。

発信力のある大手食品企業などに県産食材を提案し、認知度向上やファンづくりを目指している県の取り組みの一環で実現。県とローソンは2003年に包括連携協定を締結し、県産食材を使用した商品の販売は今回が28品目で、「まりひめ」を使用した商品は初めて。

県や同社によると、「スプーンで食べるふわふわケーキ」は、ホイップクリームの上にスポンジケーキを重ね、切り口にカスタードクリームを搾り、半分にカットした「まりひめ」をトッピング。パッケージには「和歌山県産まりひめ使用」の文字とともに、「和歌山県共同開発商品PRマーク」と県PRキャラクターの「きいちゃん」を使用している。

「まりひめ」は県農業試験場が育成し、2010年3月に品種登録された県オリジナル品種。県の民芸品「紀州てまり」のように、かわいらしく皆に愛されることを願って命名された。甘味が強く、程よい酸味とジューシーな果肉が特長で、那賀、日高地方を中心に県内約200戸、約20㌶で栽培されている。

県産イチゴ「まりひめ」を使用したスイーツ(県提供)

県産イチゴ「まりひめ」を使用したスイーツ(県提供)