彩・SAY・いろどり展 和歌山市民図書館で
和歌山市屏風丁の市民図書館2階イベントスペースで21日まで、絵画作品を紹介する「彩・SAY(さい・せい)・いろどり展」が開かれている。
「障害の有る無しに関わらずお互いが認め合い、共生できるインクルーシブな社会を目指して」をテーマに、同館が主催。主に知的障害者の余暇の充実、自立、仲間づくりを目指して日高地域で活動するボランティア団体「すまいるず・プロジェクト」のメンバーら6人の計29作品を展示している。
上戸一輝さんはストライプを背景に辰などを色鮮やかに、えんどうひとみさんは人や犬などを立体的に表現。木村優平さんは「人間ていいな」と題し、多くの人の顔を、Ryotaさんは電車や車を細かく描いている。
団体の活動を知った同館の平井薫館長(54)が声をかけ、今回の展示に至った。平井館長は「カラフルで力強い作品をぜひ見に来てほしい」と呼びかけている。
来場した和歌山市谷町の猪谷浩司さん(34)は「細かい筆遣いやバランスの良い色使いがきれい。立体的なものもあり、皆さんすごい」と話していた。
午前9時から午後9時(最終日は5時)まで。