衆院くら替え留保を 鶴保氏に町村会が要請
和歌山県内21町村でつくる県町村会の岡本章会長(九度山町長)は26日、鶴保庸介参院議員(57)=和歌山選挙区=と面会し、次期衆院選の新和歌山1区へのくら替え出馬を見送るよう要請した。
鶴保氏は昨年、新和歌山1区の自民党公認候補予定者となる党支部長に就任したが、党派閥の裏金事件で世耕弘成参院議員=和歌山選挙区=が離党したため、県連内で所属参院議員がいなくなることへの懸念の声が強まっている。
岡本氏も、世耕氏の離党、二階俊博元党幹事長=衆院和歌山3区=の次期衆院選不出馬表明を受け、「県全域を知り、町村長が頼れる国会議員がいなくなる」として、鶴保氏にくら替えを見送るよう直接要請する考えを示していた。
関係者によると、岡本氏は東京都内の参院議員会館で鶴保氏と面会。要請を受けた鶴保氏は、熟慮して結論を出すと応じたという。