全国賞に中井さん いじめ防止標語コンテスト

いじめ問題に向き合い、防ごうと全国の小中学生を対象に開かれている「第17回いじめ防止標語コンテスト」で、和歌山市立伏虎義務教育学校8年、中井瑚春さん(13)の標語「『もうやめよう』誰が言っても 効果あり」が、最高賞に次ぐ全国賞に選ばれた。

いじめ防止標語コンテスト実行委員会(松﨑泰世委員長)が主催。児童や生徒一人ひとりが、いじめについて考え、防止を図り、夢や希望をもって笑顔があふれる学校づくりに貢献できればと、毎年実施している。

全国の小中学校2148校から41万3924作品の応募があり、文部科学大臣賞に小中学生の部それぞれ1点が、全国賞に小学生の部16件、中学生の部16件、一般の部で2件の計34件が選ばれた。

中井さんは、昨年度に授業の一環で標語を考えたといい、「効果あり」という文言を入れ、五七五の十七文字に「いじめは、周りの人の声でも止まるものだと思う。見ている側も助けてあげられるのではないか」との思いを込めたという。

中井さんは「まさか受賞するとは思わずびっくりした。標語を見てもらうことで、少しでも誰かの助けになればうれしい」と話している。

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