ウェイブス、大阪に惜敗 小﨑投手が粘投

さわかみ関西独立リーグで戦う和歌山県内唯一のプロ野球団、和歌山ウェイブスは5月31日、和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で大阪ゼロロクブルズに3―4と逆転で敗れた。29日には淡路島ウォリアーズを5―1で下していたが、連勝は2で止まった。ウェイブスは現在、5勝11敗1分で6チーム中5位となっている。

【31日】

大阪 0 0 1 0 0 1 0 0 2 4
和歌山 0 1 0 0 0 1 0 1 0 3

〔大〕木山、式田―稲垣〔和〕小﨑、唐澤―森悠▽二塁打=小川(和)

【29日】
〔淡路佐野運動公園第1野球場〕

和歌山 0 1 2 0 0 0 0 0 2 5
淡路島 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1

〔和〕清水、關矢、唐澤―森悠〔淡〕今村、生島―柳川▽二塁打=武田(和)生島(淡)


31日のゼロロクブルズ戦で、ウェイブスは2回裏、日沼の左前打と四球などで2死一、二塁とし、高橋が二遊間をゴロで破り1点を先制する。その後、逆転を許し1点を追う6回裏には、小川の中前打、四球、申告敬遠などで1死満塁の好機をつくり、岡村の右犠飛で試合を振り出しに戻した。

同点の8回裏、ウェイブスは先頭の小川が中越二塁打で出塁。堅木が捕犠を決め1死三塁として、武田の打球による一塁手の野選の間に小川が好走塁で本塁に生還し、1点を勝ち越した。

投げては、和歌山市下三毛出身の小﨑がフォークと直球を中心に8回2失点と粘りの投球を披露した。9回表には唐澤が登板するも2点を献上。ウェイブスは最終回をしのぎ切れず、シーソーゲームの末に敗れた。

小﨑雅斗投手(19)は「回を増すごとに調子も上がってきたが、初回から球数が多かった。最終回も任せてもらえるように監督からの信頼を得たい」と話した。

西村憲監督(37)は「それぞれの選手が攻守で役割を果たし良いところもあり、惜しい試合だった。勝ち切りたかった」と振り返った。

フォークを武器に粘投球した小﨑投手

フォークを武器に粘投球した小﨑投手