新2区に二階伸康氏擁立 自民党県連

自民党県連は1日、和歌山市内のホテルで拡大役員会を開き、次期衆院選の新和歌山2区の予定候補を二階俊博元党幹事長の三男、伸康氏(46)とする方針を決めた。30日の県連大会で正式決定の後、党本部に上申する。新1区は公募の方針に変わりないが、実施日程は決まらず、候補の具体名も上がらない状態が続いている。

拡大役員会には県連所属の国会議員や県議、市町村長ら約80人が出席。県連によると、県議や市町村長、県連の地域支部長ら47人が推薦した二階伸康氏を、2区の予定候補となる支部長予定者に選任するよう党本部に求めることを全会一致で決定した。

拡大役員会で決意表明した後、報道陣の質問に答えた伸康氏は「私としてはきょうの県連の決定事項を本当に重く受け止めて、精いっぱい頑張りたいと思う」と話した。

山下直也県連幹事長は「しっかりやってもらえると思う。あとは何が何でも勝つこと。厳しい戦いになると思うので、まずは勝つことに全力を上げないといけない」と述べた。

新1区(和歌山市、紀の川市、岩出市)の候補者選定については、拡大役員会後に同会場で3市の県議、和歌山市議が協議したが、具体的に決まった事項はなく、今後も協議を続けるとしている。

また、県連大会で行う役員改選についても拡大役員会で協議し、二階俊博会長が顧問に退き、新会長に石田真敏衆院議員が就任する案が示された。幹事長は引き続き協議する。

報道陣の質問に答える二階伸康氏

報道陣の質問に答える二階伸康氏

拡大役員会について説明する山下県連幹事長㊨

拡大役員会について説明する山下県連幹事長㊨