大野公民館写真教室 海南駅構内で作品展
和歌山県海南市の大野公民館写真教室(出口泰久会長)の写真展が、JR海南駅構内ギャラリーコーナーで15日まで開かれている。
同会メンバー9人が、一眼レフやコンパクトデジタルカメラ、スマートフォンなどで自由に撮影した風景写真など計24点の作品が楽しめる。
同教室は20年以上活動するクラブ。メンバーそれぞれが山や海などに出かけた先で撮影を楽しみ、月1回集まってアドバイスや意見交換などを行っている。
講師は同市日方のヤスダカメラの保田敏博さん(74)が担当。撮影者から季節や時間、テーマやコンセプトを聞き、良いところなどを伝えている。
メンバーの松江敏樹さん(72)は、同市且来の木が生い茂る中、寂れた倉庫が2棟並ぶ風景を撮影。車で前を通行するたび「妙に気になっていたので写真に撮ってみたかった」と話し、明るさや余白についてアドバイスを受け、曇天を狙い2度足を運び撮影した。
大前純一さん(90)の作品は、三重県津市の結城神社で撮影したもの。散ったしだれ梅の花が一面じゅうたんのように広がっている。「しだれ梅だからこその風景が魅力」といい、他の人の作品について「切り撮る角度が違い、みんな個性がある。とても勉強になる」と話す。
他にも、趣味の山登りで撮影した桜や、単車のヘルメット越しに撮影したピンクや黄色などのフィルターがかかったような作品など、視点が面白いものばかり。保田さんは「近くに来たら立ち寄ってみてください。感想やコメントを書いていただけたらうれしいです」と話している。
午前9時から午後6時(最終日は4時)まで。問い合わせはヤスダカメラ(℡073・482・3323)。