創業70周年、新社屋完成祝う 青木実業

一般廃棄物の収集運搬事業などを手がける和歌山市中島の㈱青木実業の新社屋完成と創業70周年、会社設立30周年を記念した祝賀会が同市のホテルアバローム紀の国で行われた。関係者ら約350人が社屋の完成と節目を祝福し、会社のさらなる発展を願った。

同社は1954年に一般廃棄物収集運搬業として創業。94年に会社を設立し、現在は水処理や建設設備管理、リサイクル事業などを展開し、地域に密着した環境保全に取り組んでいる。

このほど完成した新社屋は5階建て。同社は県と災害協定を締結しており、防災機能を備えた建物になっている。設計・監理は㈱日和設計(同市黒田)、施工は㈱松原建設工業(同市松島)が担当した。受水槽を設置し、災害などの断水時に使用可能。また、太陽光を使った蓄電池設備を上階に設け、停電時には電源を供給することができる。

祝賀会では、青木茂人代表取締役が創業者である祖父の苦労を振り返りながら、70周年の節目に新社屋が完成し、無事に工事を完了できたことに感謝。「80周年、90周年、100周年を迎えられるよう、頑張っていきます。これからも地域の公衆衛生の向上、環境保全に寄与し、地域の皆さまに唯一の会社として選んでいただけるよう、社員一同初心に返り、気を引き締めてまいります」とあいさつ。ゲストを招いてのアトラクションもあり、盛大に祝った。

 

式典であいさつする青木代表
式典であいさつする青木代表