和歌山市の3人全国へ わんぱく相撲県大会
小学生力士がぶつかり合う、わんぱく相撲の第5回和歌山県大会が22日、和歌山市有田屋町の県営相撲競技場であり、和歌山、御坊、有田の各場所の男子4、5、6年生クラスを勝ち抜いた横綱が学年別で戦った。6年生クラスを高松小の大西春麻さん(12)、5年生クラスを和歌浦小の山田悠舜さん(11)、4年生クラスを松江小の山本都聖(とあ)さんが制し、和歌山市の3人が全国大会への切符を手にした。
和歌山、御坊、有田の青年会議所が合同でつくる、わんぱく相撲わかやま県協議会(井川惇会長)が主催。和歌山(和歌山市、岩出市、紀の川市、海南市、紀美野町、橋本市、伊都郡)、御坊(御坊市、印南町、日高川町、日高町、由良町、美浜町)、有田(有田市、有田川町、湯浅町、広川町)の各場所から各クラスの横綱が出場。各クラス3人が、連勝した力士が優勝となるともえ戦で争い、続いて他2人が対戦して順位を決めた。
大西さんは押し出しと引き落とし、山田さんは叩き込みと引き落とし、山本さんは送り出しと送り倒しで連勝し優勝した。3人の他、各クラスで2位だった御坊場所の横綱3人も、8月4日に東京都の両国国技館である第39回全国大会に出場する。
3年生からレスリングとドッジボールに取り組む大西さんは「余裕を持って戦えた。うれしいが県大会は通過点。全国ではレスリングのスタイルを生かして、まずは1勝して優勝したい」と意気込んだ。
山田さんは4年生から和歌山少年相撲教室で競技に取り組んでいる。県優勝を決め、「絶対に勝つという気持ちで挑んだ。優勝できてうれしかった。全国1位を目指して得意の押し出しを決めたい」と笑顔だった。
1年生から同教室に通う山本さんは「思い切ってぶつかり、全国で1勝したい」と意気込んでいる。