一足早い海開きへ 加太海水浴場の安全祈願

29日の海開きを前に和歌山市加太の仲丁自治会館で28日、加太海水浴場の安全祈願祭が行われ、地元住民ら約40人が参列して事故のない楽しい夏を祈った。加太は同市内の海水浴場では一番早い海開きとなる。

加太春日神社の井関摩美子宮司が神事を執り行い、参列者は祭壇に玉ぐしをささげて手を合わせた。

同海水浴場の運営・維持管理を行う加太まちづくり㈱の藤井保夫社長は「ここ数年、事故は起こっていないが、油断することなく安全に遊んでもらえるよう注意を払いたい」とあいさつ。

開設期間は8月31日まで。バナナボートやテントの貸し出しがあり、バーベキューは食材を用意しており、手ぶらで行っても楽しめる。昨年度実績と同じく3万人の来場を見込んでいる。同社ビーチ担当責任者の利光伸彦さんは、「加太海水浴場は江戸時代から続く遠浅で天然の砂浜が魅力。家族連れも安全に楽しめるので、めでたい電車に乗ってたくさんの人に来てほしい」と話していた。

 

神事を執り行う関係者ら
神事を執り行う関係者ら