片男波で安全祈願 和歌山市内の海開き

和歌山市内の4カ所の海水浴場が1日、一斉にオープンした。

和歌浦南の片男波海水浴場では海開きと安全祈願祭が行われ、関係者10人が参列して海水浴客らの安全を祈った。

和歌浦天満宮の小板政規宮司が神事を行い、参加者は海の家に設けられた祭壇に玉串をささげて手を合わせた。

小板宮司は「安全に遊んでもらえるよう、祝詞にサメやクラゲなど毒のある生き物が寄ってこないよう加えた。ことしもたくさんの人でにぎわってほしい」と話した。

和歌浦地区連合自治会の梶間敏之会長は「雨の海開きとなったが、ことしも事故のないことを祈っている」と手を合わせ、片男波海水浴場管理運営委員会の山本聖也事務局長は「昨年は暑さが厳しく、台風や週末の雨も多かったため、客が少ない寂しい夏だった。ことしはコロナ前のように駐車場が満車になるようなにぎわいを期待している」と話していた。

同海水浴場では8月31日まで水辺の事故を防ぐための監視や指導を行っているライフセーバーを配置し、遊泳区域のフェンスやサメよけネットを設置する。

 

神事を執り行う関係者ら
神事を執り行う関係者ら