地酒とグルメを堪能 海南駅前でイベント

和歌山県海南市の地酒やグルメが楽しめるイベント「KAINANハッピーアワー」が13日午後3時~8時半にJR海南駅駅西広場で開かれる。一般社団法人海南市観光協会(野田智也会長)が主催。

同市は、2013年に「地酒で乾杯を推進する条例」を制定。イベントは地酒による乾杯の習慣を広めて酒造業や関連産業の発展、郷土愛を深めようと、昨年、初開催された。

約3000人以上が来場し盛況となり、ことしは同市内の酒造メーカー中野BC㈱と、㈱名手酒造、地元事業者をはじめ、同市の特産品のハモを使用した料理などを提供する全28店舗が出店する。

夏の一押し商品などの地酒の飲み比べが楽しめ、ハモ天ぷら、ハモ棒すし、地牡蠣(かき)のがんがん焼きなどが味わえる。

中野BCのブースには、暑い夏の夜にすっきりと飲むことができる「超久」「紀伊国屋文左衛門」「梅酒」「富士白レモンチュウハイ」「クラフトコーラ」などが並ぶ。

黒牛名手酒造店は、暑い夏に、しっかりした味わいの日本酒を用意。「純米酒黒牛」「黒牛仕立て梅酒」、すっきりとした「柚子酒」「じゃばら酒」などを紹介する。

会場の机と座席は、同市特産のミカンの箱を使用。下津の蔵出しみかん農家に、普段使うミカン箱を特別に借してもらいい、飲食スペースで利用する。

スマートボールや射的などのゲームブースもあり、子どもから大人まで楽しめる。同協会の野田会長は「海南市には地酒での乾杯条例があります。当日はみんなで乾杯しましょう」と呼びかけている。

また、当日は、JR海南駅構内の物産観光センター「かいぶつくん」の営業時間を午後9時まで延長する。会場で飲んで気に入ったお酒などが購入できる。

さらに、同協会SNS企画として同協会公式エックスかインスタグラムで、紀州漆器の伝統技法である蒔絵(まきえ)を用いた冷酒グラス、当日の飲食チケット1500円分が抽選で5人に当たるプレゼント企画も実施している。

小雨決行、イベント内容は変更する場合がある。問い合わせは同観光協会(℡073・484・3233)。

ミカン箱に座り地酒で乾杯(同観光協会提供)

ミカン箱に座り地酒で乾杯(同観光協会提供)