第三工場で生産拡大へ 玉林園が和市に増設
㈱玉林園(和歌山市出島、林和宏代表取締役)は、本社付近に第三工場を増設する。2026年3月の操業開始を予定している。
同社は世界初の抹茶入りソフトクリーム「グリーンソフト」や「てんかけラーメン」などの人気商品で知られ、飲食店事業の「グリーンコーナー」も幅広い世代に親しまれ、テレビ番組など多くのメディアにも取り上げられている。
県、市によると、近年は大手外食チェーン店やテーマパーク向けのアイスクリームなどの受託製造を手掛けるなど販路を広げており、グリーンソフトの製造や受託製造のさらなる増加が見込まれることから、生産能力の拡大、効率化を図るため、今回の工場増設を決定した。
第三工場敷地面積2534平方㍍、延べ床面積2861平方㍍。3年間で正社員10人の新規地元雇用を予定し、建物と機械設備などに約6億4000万円を投資する。
17日に和歌山市役所で、県、市、同社による立地協定の調印式を行う。