8強入り懸け3回戦 和東は2試合連続大勝

7回を零封した増岡投手(和歌山東)
7回を零封した増岡投手(和歌山東)

第106回全国高校野球選手権和歌山大会は21日、和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で3回戦3試合があった。第1試合では和歌山東が田辺工業に7―0で、第2試合では桐蔭が那賀に10―3で7回コールド勝ちした。第3試合では県和歌山が耐久に5―10で敗れた。

第10日
【第1試合・3回戦】

田辺工業 0 0 0 0 0 0 0 0
和歌山東 1 1 0 3 0 2 × 7

(7回コールド)

〔田〕畑野、金子―樫本〔和〕増岡―辻奨▽本塁打=谷村(和)▽三塁打=芝(和)▽二塁打=谷村、白木、辻奨(和)

和歌山東は初回、先発の増岡が三者凡退の立ち上がり。その裏、打線は1死一、三塁として辻奨の中前適時打で1点を先制した。2回にも悪送球の間に1点を追加し、4回には前芝と辻奨の適時打で計3得点。6回には谷村に2点右本塁打が飛び出し、リードを7点に広げた。

増岡は3、4、5回も三者凡退でしのぐなど7回を被安打3で無失点と好投。和歌山東が2試合連続のコールド勝ちで8強入りに一番乗りした。

増岡憲信投手は「『上を見て笑え』をモットーに投げた」と笑顔。谷村剛選手は本塁打について「自分のスイングをすることができた」とし、「これから相手は強くなるが、速い球もしっかりと捉えてチームに貢献したい」と話した。