物価高騰対策に成果 わかやまペイ利用期限迫る

わかやまペイの利用状況を説明する尾花市長
わかやまペイの利用状況を説明する尾花市長

物価高騰対策や地域経済の回復を目的に和歌山市が販売したプレミアム付きデジタル商品券「わかやまペイ」の利用期限が8月末に近づいており、市は期限内の全額利用を呼びかけている。

市商工振興課によると、わかやまペイは1口6500円分を5000円で販売したデジタル商品券で、プレミアム率は30%。22日現在、販売予定額19億9160万円(30万6400口)に対し販売金額は19億8926万6500円(30万6041口)、購入率は99・9%。使用済み金額は19億666万5343円で、使用率は95・8%となっている。

業種別の利用状況を見ると、スーパーマーケットが43・7%で最も多く、ドラッグストア・薬局・化粧品が16・5%、飲食店が12・3%で続いている。

尾花正啓市長は、過去に販売したプレミアム付き商品券については、新たな購買や経済波及効果も狙いとしていたが、今回は特に物価高騰対策を主とした取り組みだったと説明。利用状況から、「普段必要とされる物を買い、新たな購入というところは少ないと思う。当初の目的の物価高騰対策はしっかりできたのではないか」と評価した。