ベニー園長に思い届け お城の動物園に絵

子どもらが描いた動物の絵
子どもらが描いた動物の絵

ことし5月に開かれた、和歌山城公園動物園を応援するアートイベント「第2回わかやまお城の動物園応援フェス@西の丸広場」で、来場した子どもらが描いた動物の絵が完成し園内に飾られている。また、イベントの収益の一部、4万4633円とステッカーも和歌山市に寄付された。

イベントを主催したのは、同市島崎町のギャラリーカフェ・モコモコミュージアム。これからも動物園が継続していけるよう、動物園の収益になる市民参加型のイベントにしたいと企画した。

ワークショップやステージ、グルメなどさまざまな催しが開かれ2000人以上が来場した。

子どもらは縦1㍍横2㍍の特大キャンバスにピンクや緑、青などさまざまな色の絵の具で、クマやペンギンなど好きな動物の絵を描き、同市出身のアーティストcocoさんが仕上げた。

特大キャンバスは5枚制作。7月19日に永遠の眠りについたツキノワグマのベニー園長に感謝の気持ちを込め、クマ園舎前に設置された。

和歌山城整備企画課の担当者は「色鮮やかな動物たちのデザインのおかげで園路が明るくなりました」と話し、イベントを主催したオカモトトモコさんは「ベニー園長にみんなの気持ちが届けばいいな。動物園の存続を願い、これからもイベントを続けていけたら」と話した。