ウェイブスが兵庫破る 8回に3得点し振り切る

8回、小川の適時二塁打が決勝打となる
8回、小川の適時二塁打が決勝打となる

さわかみ関西独立リーグで戦う和歌山県内唯一のプロ野球団、和歌山ウェイブスは23日、和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で2位の兵庫ブレイバーズを6―3で下した。同点で迎えた8回、小川と蔡の連続適時二塁打などが飛び出し3得点。粘るブレイバーズを振り切った。

兵庫ブレイバーズ
和歌山ウェイブス ×

〔兵〕松井拓、湊、寺田―塚本、寺本〔和〕清水、小﨑、唐澤―森、馬場▽二塁打=馬場、小川、蔡(和)

1点を追うウェイブスは3回、敵失で同点に追い付き、4回には悪送球の間に2点を追加する。先発の左腕・清水は5回1失点と安定した投球を披露した。

再び同点とされ迎えた8回には、死球と犠打で1死二塁として小川の左翼線への適時二塁打で勝ち越すと、途中出場の蔡も左越に適時二塁打と続いて2点差に。さらに敵失で6点目を挙げた。

8回から登板した唐澤は自己最速タイの147㌔を連発しブレイバーズ打線を寄せ付けず、無失点で試合を締めた。

決勝打を放った小川佐和選手は「良いところで打てて良かった。ボールをたたく意識で強い打球を打つことができた。紀三井寺は相性が良いと思う」、蔡逸海選手は「インハイに抜けてきたボールを狙って振り抜くことができた」と笑顔だった。

次戦は27日、上富田町の上富田スポーツセンター野球場で現在首位の堺シュライクスと戦う。