和市SDGsアワードに投票を ミオで展示中

展示を見てシールで投票する来場者
展示を見てシールで投票する来場者

和歌山市SDGs推進事業実行委員会(島正博会長)は、持続可能な社会に向けて市内の個人や団体が行っている活動広く知ってもらおうと、「和歌山市SDGsアワード」を実施しており、15件の取り組みを紹介し、市民の投票を受け付ける展示を15日午後8時まで、美園町の和歌山ミオ2階展示場で開いている。

昨年度に続き2年目の取り組みで、前回は「和歌山市ベストSDGsアクション」として表彰し、市役所で活動の展示を行うなどした。市内で活動する団体や個人の優良事例をより広く知ってもらい、活動のやりがいや新たな参画、連携を生み出そうと、今回も市民に対し、自分が良いと感じるベストSDGsアクションへの投票を呼び掛けている。

展示会場では、智弁学園和歌山高校の学生らによる団体「BOLDLINK(ボードリンク)」の磯の浦海水浴場での清掃活動や、日本製鉄㈱関西製鉄所と花王㈱和歌山工場による「花・彩のある暮らしプロジェクト」が実施している福祉施設への花苗の寄贈の取り組みをはじめ、各活動の内容がA3サイズのパネルで写真とともに紹介されている。

来場者は、会場に用意されているシールを貼って投票する他、投票フォームからも投票可能。1人3点まで。12月1日に表彰式を予定している。

展示を見た有田川町の上田由吏さん(36)は「若い人が積極的に取り組んでいると分かり、活動を知ることができた。子どもと一緒に海の掃除に行ってみたい」と話した。

昨年度は25の活動を展示し、投票総数は3796票。最優秀賞には、和歌山大学付属小学校3年B組が工事現場から出た廃材で動物が安全に遊べるおもちゃを作った「動物もお客さんもみんな幸せになれる動物園に 動物園HAPPY大作戦!!」が選ばれた。

実行委の担当者は「SDGsの取り組みを見て、自分たちにできることを考えるきっかけにしてほしい」と話し、投票を呼びかけている。