Xマスディナーをプレゼント 県司厨士協会
西洋料理人らでつくる全日本司厨士協会関西地方本部和歌山県本部(秦祥茂会長)は25日、和歌山市直川の児童養護施設こばと学園(福島友利園長)で、「1カ月早いクリスマスプレゼント」と題し、子どもたちにディナーを振る舞った。
社会奉仕活動の一環。同本部は毎年、児童養護施設やケアセンターを訪れ、西洋料理を提供している。県内のレストランなどで料理人を務める7人が、同学園の厨房で調理や盛り付けをし、3歳から18歳までの子どもたち39人に食事を提供した。
メニューは、エビフライや牛肉の煮込み、ポークステーキ、ベーコンと野菜のドリア、スパゲッティ、ミックスピザなどの子どもに人気の料理に加え、クリスマスケーキも用意した。
子どもたちは、「牛肉がすごいおいしい」「全部おいしくて毎日来てほしい」「今まで食べたピザの中で一番うまい」「ケーキもっと食べたい」などと笑顔で食事を楽しんだ。
秦会長(63)は「子どもたちが笑顔で喜んで食べてくれてうれしい。とてもやりがいを感じるし、すごく元気をもらえる」と話し、「これをきっかけに食に興味を持ってくれるとうれしい」と願った。