松ぼっくりでツリー 子どもたちが工作楽しむ
在宅介護サービスの社会福祉法人しあわせ(中本昌子理事長)は、子ども向けワークショップと福祉教室を和歌山市中之島の在宅ケアセンターしあわせで開いた。地域の子どもたち約20人が参加し、さまざまな催しを楽しんだ。
地域がつながる場所として、約10年前から開催。市こども家庭センターの林実香さん(44)と小栗知子さん(33)による子どもの人権などについて考える福祉教室やクリスマスをイメージした工作、クリスマスゲームが行われた。
福祉教室では、こども家庭センター、子どもの人権、ヤングケアラーなどについて紹介し、「周りに頼れる大人は絶対にいるので、困ったらこども家庭センターに相談してきてください」などと伝えた。
工作は、松ぼっくりに、多様な色のワタをくっつけてクリスマスツリーを完成させた。ゲームでは、新聞畳みや、動物ビンゴ、紙飛行機飛ばしなどを楽しんだ。
今回で3回目の参加という同市の坂本瑛汰さん(9)は「クリスマスツリーを作るのが難しかったけど、いろいろ色を工夫してすごく楽しかった」、母親の真由子さん(43)は「子どもたちが交流しながら楽しんでいてうれしい」と笑顔。
同法人の今井大輔さん(48)は「幸せに暮らすための場所として、つながりというのはすごく大事」とし「子どもたちがつながりを大切にする大人に育ってほしい」と願った。