明るく元気なシャチ描く 横田愛奈さんが絵画展
和歌山市の和歌浦漁港の壁に、シャチやマンタなどを緻密でダイナミックに描く横田愛奈さん(18)の個展が13日まで、和歌浦漁港内の食堂「わか家」で開かれている。
和歌浦で生まれ育った横田さんは、中学1年生から独学で絵を描き始めた。独特の画風が話題となり、市内の店舗の壁や看板など約10カ所に描いている。 昨年に続き開いた今回の個展には、シャチと海、空をテーマにした新作約50点が並ぶ。
繊細な花模様のシャチが飛び跳ねる様子を描いた作品は、極細の筆を使い、アクリル絵の具を少しずつ塗って、乾かしながら時間をかけて描き上げている。
また、指で塗り重ねて描いた雲や、昨年から興味を持ち撮り始めたという写真なども展示。横田さんは「昨年までは黒と白が多かったけど、ことしは明るい色を使った絵になっている。元気で自由な感じを楽しんでほしい」と話している。
10日は午前10時~午後3時、11~13日は午後5時まで。
問い合わせは父親の横田邦雄さん(℡090・3165・3458)。
また、横田さんの絵は地元神社の御朱印にも採用されている。同市新和歌浦の蛭子(ひるこ)神社ではタイ、和歌浦西の和歌浦天満宮では白ヘビが描かれた御朱印を領布中。初穂料はそれぞれ500円。