佐藤VS鈴木、草野球大会 栃木の佐野市で

佐藤姓の監督を務めるG・G・佐藤さん㊧と鈴木姓の監督を務めるニッチローさん(佐野市提供)
佐藤姓の監督を務めるG・G・佐藤さん㊧と鈴木姓の監督を務めるニッチローさん(佐野市提供)

全国で一番多いとされる姓「佐藤」と2番目に多いとされる「鈴木」両チームによる草野球大会が3月9日、栃木県佐野市のエイジェック佐野野球場で開かれる。互いの姓のプライドを懸けた熱い戦いが期待される。同市は、全国の18歳以上で野球ができる佐藤さんと鈴木さん(男女不問)の参加者を募集中。応募の締め切りは19日。

同市が定める「佐藤の日(3月10日)」に合わせて企画したイベント。佐藤姓は、藤原姓を起源とする説が有力で、同市を拠点とした平安時代の武将である藤原秀郷が由来とされる。同市は2020年に「佐藤の会」を設立した。

一方の鈴木姓は、平安時代末期に熊野地方から和歌山県海南市藤白神社境内に移り住んだ藤白鈴木氏がルーツとされている。

両市は、昨年11月には、海南市で開かれたイベント「鈴木サミット」に参加して交流を深めた。

野球大会の両チームの監督は、元プロ野球選手G・G・佐藤さんと、イチローさん(本名鈴木一朗)のものまねでおなじみの芸人、ニッチローさんが務める。

鈴木姓のルーツとされる海南市からは、同市や藤白神社などから数人と、同市のマスコットキャラクターの海ニャンが応援団として派遣される。

軟式でイニングは7回まで。延長やコールドは無し。ユニホーム代を含み参加費は7000円、観戦は無料。野球用具持参、旅費は各自負担。

出場者は、応募内容などから選抜してポジションごとに決定する。担当者は「ガチンコ野球大会です。出場や応援にぜひ来場ください」と呼びかけている。

問い合わせは佐藤の会事務局(℡028・678・5676)。

海ニャン㊧と佐野ブランドキャラクター「さのまる」も応援に駆けつける
海ニャン㊧と佐野ブランドキャラクター「さのまる」も応援に駆けつける