レスリング技術向上へ 金メダリストら教室

和歌山市手平の和歌山ビッグウエーブで、パリオリンピックのレスリング男子フリースタイル65㌔級金メダリスト、清岡幸大郎選手(三恵海運所属)らを招いたレスリング教室が開かれ、幼児から大人まで約200人が熱心な指導を受けた。
県レスリング協会が選手の技術力向上などを目的に開催。清岡選手をはじめ、同じく三恵海運所属の橋夢大選手、吉田ケイワン選手、藤本健太監督、鈴木貫太郎コーチ、さらに北京オリンピック銀メダリストの湯元健一さん、東京2025デフリンピックレスリング強化指定選手の三浦桂吾選手、船川真央選手が熱心に指導した。
清岡選手はタックルを成功させるための基本的な姿勢や体の使い方、目線の重要性などを細かく指導。「どんなことも挑戦する中で失敗はある。その失敗を繰り返すことで、いつか成功する。それが自信につながるので、恐れずに挑戦し続けてほしい」とエール送った。
教室に参加した和歌山市の大西春麻さん(12)はことしの全国大会の小学6年生60㌔級で優勝。「今までうまくいかなかったタックルが、きょう教えてもらったことを試してみたら、急にうまくできるようになった」とうれしそうに話し、技術向上の手応えを感じていた。