JA共済が地域貢献 県内28病院に車いす寄贈

全国共済農業協同組合連合会県本部(JA共済連和歌山)は、地域貢献活動の一環として、救急医療をする県内17の公的病院と11の民間病院の計28病院に、車いす40台を寄贈した。
同連合は安心して暮らせる地域社会づくりを目指し、交通事故の未然防止活動や救急医療施設への物品寄贈をしている。毎年、県内公立小学校の新入学児童に反射材付きレッスンバッグを贈るなど、さまざまな支援を展開。車いすの寄贈は公益社団法人県病院協会の協力の下、2022年度から行ってきた。3回目の今回分を合わせ、約140台を贈っている。
和歌山市美園町の県JAビルで10日、贈呈式が行われた。県本部運営委員会の坂東紀好会長が、同協会の中井國雄会長に目録を手渡し、中井会長から感謝状を受け取った。
坂東会長は「命を守る最前線の方々に敬意と感謝を伝えたい。活用していただき少しでもお役に立てれば」とあいさつ。中井会長は「車いすは消耗品なので助かります。経営が厳しい病院も多く、大変ありがたい」と感謝を伝えた。