個性光る力作並ぶ 市民大学が作品展

和歌山市民大学で学んだ受講生が、1年間の成果を発表する作品展が13日、同市七番丁の和歌山城ホールで始まった。15日まで。
会場には書道、俳句、川柳、フラワー、日本画、水墨画、写真、ペン習字の9教室で学んだ30~90代の生徒111人の力作が並ぶ。
生花をリアルに再現するフラワー教室では、5人の男女が制作した50作品を展示。
白い布を染料で顔料などで染めて花や葉を作り、花瓶や鉢植えにアレンジした色鮮やかな花が並ぶ。
ラン、ツバキ、パンジー、ハイビスカス、桃や作者が考えた架空の花など満開の花に来場者は見とれていた。
たくさんの実を付け、天高く伸びるブドウを約3カ月かけて作った萱野美里さん(83)は「バランス良く見えるよう、ブドウの高さや位置に気を付けた」と作品を前ににっこり。
講師の櫻井榮子さん(83)は「同じ色に染めても人によって個性が出る。みんなが楽しんで作った作品を見て心安らいでもらいたい」と話している。
舞台発表は15日午後0時15分から大ホールで行われ、民踊、コーラス、マジック、大正琴、詩吟、手話、太極拳を学んだ145人が華やかなステージを披露する。
入場無料。問い合わせは同大学事務局(℡073・431・5246)。