南海電鉄制服一新 コシノジュンコ氏デザイン

ことし創業140周年を迎える南海電気鉄道㈱(岡嶋信行社長)は、4月1日から32年ぶりに職員の制服を一新する。デザインは世界的デザイナーで大阪・関西万博2025のシニアアドバイザーを務める、南海電鉄沿線の大阪府岸和田市出身のコシノジュンコさんが担当。
新制服は同社の140周年記念イベントの一環。駅係員と乗務員、技術部門(鉄道、不動産)の制服を一新する。
コシノさんが日本の鉄道会社の制服を手がけるのは初めて。
駅係員と乗務員は4月1日から、技術部門は夏ごろからの着用を予定している。
また、同社は140周年記念ロゴと140周年コンセプト「Legacy into the Future」を制定し、同ロゴもコシノさんに制作を依頼。
南海電鉄の往年のカラー、オリエンタルグリーンとエメラルドグリーンで、140の数字を電車に見立てたデザイン。伝統や価値観など過去から受け継いだDNAに誇りを持ちながら、進化と挑戦を続ける企業姿勢を表した。
コシノさんは「この地で育った私にとって電車といえば南海。地域の発展とともに歩み、愛されてきた歴史をロゴに込めました。新しいロゴと制服のプロジェクトをきっかけに、地域と世界の交流が益々盛んになることを祈願いたします」とコメントしている。
