和歌山市観光発信人に 三船美佳さん

尾花市長から委嘱状と名刺を受け取る三船さん㊨
尾花市長から委嘱状と名刺を受け取る三船さん㊨

和歌山市は、タレントで県サーフィン連盟のアンバサダーを務める三船美佳さん(42)を、新たな観光発信人に委嘱した。28日、市役所市長室で委嘱式が行われ、尾花正啓市長が三船さんに委嘱状と名刺を手渡した。

三船さんは東京都出身。現在はタレント活動の傍らヨガインストラクター、心理カウンセラーなどの資格を取得し、セルフヒーリングアドバイザーとして活動中。

2013年に大阪へ移住した頃から、趣味のサーフィンを通じて磯の浦海水浴場を何度も訪れ、ビーチ清掃やイベントにも参加している。

幼い頃から、俳優の父と共に毎年ハワイを訪れ、海が大好きで人魚になりたかったという三船さん。大阪に住んでからは、朝の生放送を終えるとすぐ水着に着替えて磯の浦に行っていたそう。「悩んで行き詰まった時、磯の浦の海に助けられたこともあった」と涙ぐみながら振り返り、「その恩返しができるこのような場をいただけたことに感謝」とにっこり。

「和歌山市には磯の浦だけじゃなく、加太や友ヶ島、和歌浦など、すてきな海がたくさんある。これからはそういう海をたどり、地元の人とふれあい、交流を深めながら、和歌山の良さを世界中にどんどん発信していきたい」と話した。

尾花市長は「海洋レジャーだけではなく、食や景色などいろいろ体験していただき、パンダだけではない和歌山の魅力を多くの人に伝えてほしい」と観光発信人としての活躍に期待を寄せた。

三船さんは今後、「それぞれがありのままの自分として笑顔で生きる」をテーマに、海と食とマインドフルネスを取り入れた「トータルヨガリトリート」を磯の浦や関西、沖縄などで定期的に開催する予定だという。