風水害への備えを 梅雨、台風前に県が呼びかけ

梅雨や台風などにより大雨が降りやすく、風水害の危険性が高まる6~10月を前に、和歌山県は災害への備えを県民に呼びかけている。

2023年6月の台風2号では、県内各地で土砂災害や河川の氾濫が発生し、死者2人、行方不明者1人、住家被害3147件(床上浸水964棟、床下浸水2131棟)、大規模土砂災害6カ所など大きな被害が出た。

災害への備えとして県は、防災情報に注意して早めに避難すること、日頃から避難所や避難経路、家族の連絡先や集合場所を確認しておくこと、約1週間は家庭で自足できるよう避難バッグや備蓄品を準備しておくことなどを求めている。

県は、災害の恐れがある場合の警戒情報や、日頃の備えも含めた情報の発信手段として、「県防災ナビアプリ」、「県防災わかやまメール」、県危機管理部の公式X(旧twitter)「防災わかやま」を運用しており、事前登録を呼びかけている。

防災ナビアプリは、避難場所とルートを簡単に検索でき、防災情報を自動配信する他、河川水位や土砂災害危険度情報の表示、人数や日数に応じた備蓄品の品目・数量の計算などの機能がある。ダウンロードはこちらから。

県防災わかやまメールは、県内の気象や地震・津波、雨量、避難発令などの情報を配信している。登録はこちらに空メールを送信。

公式X「防災わかやま」も、防災に関する情報などを随時発信している。ユーザー名は「@bousaiwakayama」。