宇宙ビジネスに参入を 県がキックオフイベント

和歌山での宇宙関連の産業集積やビジネス創出、人材育成などを目的に、県は「Kii Space HUB」事業を開始する。宇宙産業参入の可能性などについて関係企業や関係者が語り合うキックオフイベントが6月12日午後1時半~4時半、和歌山市黒田の「Key Site」とオンラインのハイブリッド形式で開かれる。

宇宙産業は、ロケットにとどまらず、人工衛星やデータ利活用、精密加工、素材、通信、教育、観光など多様な業種、技術、地域資源が関わる裾野の広い産業領域。県は民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」が串本町に開設されたのを機に、さまざまな企業や人が和歌山を通って宇宙と関わり、夢を実現していく「スペースエントランス」となることを目指している。

キックオフイベントでは二つのトークセッションがある。セッション①のテーマは「スペースポートを核とした〝宇宙産業・まちづくり〟の可能性」、出席者はスペースワン㈱スペースポート紀伊所長の下瀬滋氏、ASTRO GATE㈱CTOの中尾太一氏、将来宇宙輸送システム㈱ビジネス部長の森實将氏。セッション②のテーマは「中小企業における宇宙産業参入のリアル」、出席者は㈱由紀精密代表取締役の大坪正人氏、ニシジマ精機㈱代表取締役の西嶋真由企氏、スペースエントリー㈱COOの松本翔平氏。

定員は会場が先着60人。詳細、申し込みはPeatixから。