地域との絆に感謝 紀美野町商工会青年部が活動

和歌山県の紀美野町商工会青年部(片桐翔太部長)は17日、同町動木地区の交差点で交通安全などを呼びかけた。
商工会青年部の全国統一事業「“絆”感謝運動」の一環。青年部間や地域との絆を強くしようと、全国青年部員が、6月10日の「商工会の日」の前後で、清掃活動や交通安全、花植えなど行っている。24人いる同町青年部では、子どもたちに地域にはさまざまな仕事があること、どんな人が住んでいるかを知ってもらおうと新たな試みとして、メンバーは仕事着で参加。瓦業、建築業、清掃業などの作業着で、足袋靴やヘルメットなどを身に着け、動木交差点と動木南交差点で横断歩道を渡る児童の安全を確保したり、青年部員を紹介するカード入りのポケットティッシュを配ったりした。
カードは縫製業、カメラマンなど12種類を制作。メンバーが働く姿をイラスト調にし、メッセージを添えた。受け取った6年男児は「このまちにいろんな仕事があるんだなと思った」と笑顔。片桐部長(33)は「子どもたちだけでなく、事業者や地域の人にどんな活動をしているかPRできたのでは。今後も子どもを見守るヒーロー隊として活動を続けたい」と話した。