Stars☆が初優勝 NW軟式野球大会

大会2度目の出場で初優勝したStars☆の皆さん
大会2度目の出場で初優勝したStars☆の皆さん

NW和歌山軟式野球連盟の第52回市長杯争奪大会は10日、和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で準決勝と決勝が行われた。決勝戦では、大会2度目の出場となるStars☆がガルベスボンバーを4―0で下し、初優勝を飾った。

準優勝のガルベスボンバーの皆さん
準優勝のガルベスボンバーの皆さん
【決勝】
ガルベスボンバー
Stars☆ ×
【準決勝】
NAPORI
ガルベスボンバー ×
Unknown
Stars☆ ×
(5回コールド)

試合が動いたのは2回。Stars☆の先頭・下脇が「直球に絞って振った」と二塁打で出塁し、続く前垣が先制の適時二塁打を放ち、「あそこで点を取れたのは投手含めて気持ちが楽になった」と勢いに乗る。なおも1死三塁から右翼フライでタッチアップを試みたが、ガルベスボンバー・前川の好返球に阻まれ追加点はならなかった。

ガルベスボンバーも反撃を狙ったが、6回にStars☆が突き放した。先頭の浦が「みんなの期待に応えよう」と二塁打で出塁し、無死満塁の絶好機に打席は4番の岡本。「絶好のボールが来た」と2点適時打を放ち、「1点差と3点差では全然違うからホッとした」と安堵(あんど)の表情。さらに無死一、三塁で前垣が「せめて1点を」との思いで犠飛を放ち、この回3点を追加し、リードを広げた。

Stars☆の先発・阿部は直球を軸にこの試合最速139㌔を記録するなどしながら完封。「甘い球も多かったが勝てて良かった」と笑顔で振り返った。木村主将も「速い直球で押すのと、それと同じ軌道からのスライダーなどがいい」と信頼を寄せた。

本来は優勝チームが11月30日に同所で行われる、県内社会人軟式野球の頂点を決める「和歌山シリーズ」への出場権を得るが、Stars☆はW―1リーグ優勝ですでに出場権があったため、準優勝のガルベスボンバーが出場権を得た。

木村主将は「適材適所でそれぞれが役割を全うできた」と試合を振り返り、「一戦一戦、一球一球に集中して優勝したい」と和歌山シリーズ制覇を見据えた。

ガルベスボンバーの岡田代表は「連打が出なかったのが課題だが、それ以外は合格。Stars☆が強かった」とたたえ、「和歌山シリーズでは胸を借りてリベンジしたい」と再戦を望んだ。

大会MVPは阿部(Stars☆)、優秀選手は浦(同)と奥山(ガルベスボンバー)、特別会長賞は柴田(同)が受賞。


両チームのメンバーは次の皆さん。

【Stars☆】代表者=横畑研二▽主将=木村祐也▽選=浦広大、上本奨、岡本瞬、下脇弘信、前垣貴斗、中尾将基、澵井勇真、伏見英人、阿部健太朗、阪井秀樹

【ガルベスボンバー】代表者=岡田広樹▽主将=大利侑史▽選手=柴田天馬、奥山貴紀、濱野晃汰、遠茂谷佑樹、星河秀典、星河優介、崎浜秀大、前川統、三谷晃敏、山本昂城、大道渉、添田和宏