開智の「KCH41」優勝 高校生ダンスコンテスト

和歌山県内の高校生を対象にした第1回ダンスコンテストが7日、和歌山市小松原通の県民文化会館で開かれ、2部門に11チームが出場。少人数の出演者による「スモールクラス」部門では開智高校のダンスチーム「KCH41」が優勝した。和歌山ライオンズクラブ(LC)が創立65周年記念事業として実施した。
ダンスが好きな高校生に輝ける舞台を提供し、自主性や創造性、チームワークの大切さを学ぶ機会をつくろうと企画。
開会式では、和歌山LCの吉村弘吉実行委員長や尾花正啓市長らが、コンテストに臨む高校生にエールを送った。
出場者は、ダンス部所属やダンススタジオに通う生徒で、12人以下のスモールクラス7チーム、13人以上のラージクラス4チームに分かれて、チアやヒップホップ、ジャズやロックなど、さまざまなジャンルの踊りを披露。華やかな衣装で表情豊かに体を動かしていた。客席ではペンライトやうちわなどで応援したり、音楽に合わせて手拍子をしたりするなど、会場も一体となって盛り上がった。
審査員は県立熊野高校の上村桂教諭やプロダンサーらが担当。音と踊りの調和や衣装、表情や自主創造性などの項目を総合的に判断した。
ラージクラスでは田辺市のTOMO JAZZ DANCE STUDIOに通う高校生のダンスチーム「YOUTH(ユース)」が優勝。エキシビションでは和歌山市内の中学校の他、全国トップクラスの強豪校である岸和田市の久米田高校ダンス部のパフォーマンス、プロダンサーのYUUSUKEさんによるミニダンス教室が行われた。
優勝した「KCH41」の7人は全員1年生。4月からダンスを始めたメンバーもいるという。コンテストに向けて約1カ月練習を重ね、メンバーは「まさか自分たちが優勝するなんて信じられない」「夢かと思いました」などと喜びいっぱいに話した。
※吉村さんの『吉』は上が土の吉