アンバサダーに中垣内さん WMG関西県実行委

委嘱状を手にする中垣内さん㊧、宮﨑知事(右隣)ら
委嘱状を手にする中垣内さん㊧、宮﨑知事(右隣)ら

2027年5月に開かれるワールドマスターズゲームズ関西大会の和歌山県実行員会アンバサダーに、元バレーボール男子日本代表選手・監督の中垣内祐一さん(57)が就任した。18日、県庁知事室で委嘱状交付式が行われた。

同大会は、おおむね30歳以上のスポーツ愛好者なら誰でも参加できる、生涯スポーツの国際総合競技大会。関西圏の13府県政令市を舞台に、35競技59種目を実施し、県内ではバレーボール、セーリングなど5競技7種目が行われる。

中垣内さんは現役時代、新日鐵(現・日本製鉄堺ブレイザーズ)で活躍し、監督やゼネラルマネジャーを歴任し、現在もエグゼクティブアドバイザーとしてチームに関わる。同チームは2018年に県と覚書を締結し、県をホームタウンとしているなどの縁から、今回の県実行委アンバサダー就任が決まった。

交付式では、県実行委会長の宮﨑泉知事が中垣内さんに委嘱状と大会のポロシャツを手渡し、「和歌山はバレーボールの開催地であり、組織的に盛り上げていきたい。長年第一線で活躍されてきた中垣内さんの協力で、参加者の増加、機運醸成に貢献していただければありがたい」と期待を寄せた。

中垣内さんは「和歌山は大変お世話になってきた地域で、思い入れは深い。バレーボールにずっと育ててこられたという思いがあり、何か恩返しできることを考えている中で、アンバサダー就任を喜んでいる。培ってきた人脈や経験を生かして貢献したい」と意気込みを話した。

中垣内さんは今後、県内で開かれる大会関連イベントなどへの参加、大会のバレーボール競技への参加、参加者獲得の活動への協力などを予定している。