FALCONが初優勝 和歌山日曜野球

優勝したFALCONの皆さん
優勝したFALCONの皆さん

和歌山日曜野球会の第57回夏季大会は24日、和歌山市有本のせせらぎ運動公園グラウンドで決勝戦があり、春夏連覇を狙う焼鳥おおつきを、初優勝を目指すFALCONが5―1で破った。創部6年目、6回目の出場で待望の栄冠をつかみ、FALCONの垣内一希監督は「多くが結成当初のメンバーでやってきて、これまでベスト4止まりが多かった。ようやく優勝できてうれしい」と喜びを語った。

焼鳥おおつき
FALCON ×

序盤から両チーム一歩も譲らぬ攻防。初回、焼鳥おおつきは四球や盗塁などを絡めて二死満塁の好機をつくれば、FALCONもすかさず二死三塁と迫る。しかし両先発が踏ん張って無得点に終わり、緊張感の漂う立ち上がりを見せた。

均衡を破ったのはFALCON。2回、相手の失策で先制点を奪うと、なおも2死二、三塁で小山が本塁打まであと少しの2点二塁打を放ち、「もうひと伸びが欲しかった」と笑顔。垣内監督は「あそこで追加点が取れたのが大きかった」と振り返る。

3回にもFALCONが攻める。4番・山裾が「バントのサインが出てたけど打てる自信しかなかったので打った」と二塁打で勢いをつけると、その後の1死二、三塁から角田の内野ゴロが相手の失策を誘い、走者2人が生還。「ごみ拾いなどの日頃の行いが結果に出た」とユーモア交じりに角田。この回で5―0とリードを広げた。

意地を見せたい焼鳥おおつきは4回、先発投手の尾添が「自分が失点したので何とか取り返したかった」とランニングホームランで1点を返して巻き返しを狙ったが、3回から継投したFALCON・松江が持ち前の球威と制球力で得点を許さず、「真っすぐで押した」と4安打6奪三振の力投で試合を締めた。

最優秀選手はFALCONの杉江敏希、敢闘賞は焼鳥おおつきの尾添睦季。

両チームのメンバーは次の皆さん。

【FALCON】監督=垣内一希▽選手=山崎貴仁(主将)、加瀬田賢志郎、矢田大祐、長尾修平、角田亮介、梅本涼太、杉江敏希、松尾翔、山裾東摩、川口陽暉、北原秀真、谷田忠城、井川金太郎、雑賀瑞生、関快斗、松山恭太、知田憲一、小山拓也、下畑嘉輝、硲希一郎、山本開、平松裕貴、木野凱智、有澤尚輝、森珠吏、大島蒔遠、木野晟士朗、西ゆうき

【焼鳥おおつき】監督=西智史▽選手=小西竜太郎(主将)、吉中勇人、廣重拓也、木野有輝、山下亮介、山田光一郎、中平椋介、小西直登、織田京介、尾添睦季、山田智博、西雅史、時本敬佑、西中成哉、大倉啓人、高瀬大地、喜多宙斗、西佑誠、谷正人

準優勝した焼鳥おおつきの皆さん
準優勝した焼鳥おおつきの皆さん