県和商の制服が一新 来年度から、えんじ色基調に

新しい制服を着た生徒会のメンバー
新しい制服を着た生徒会のメンバー

和歌山県立和歌山商業高校(和歌山市砂山南、西上嘉人校長)は、来年度の入学生から新たな制服を導入する。23日に同校で披露された。

男子は学ラン、女子はセーラー服だったが、新しい制服はブレザーになる。同校のスクールカラーであるえんじ色のジャケットと金色を基調としたネクタイ、グレーのスラックス、同生地のスカート。多様性に対応し、生徒が選択する。

ワイシャツはニット地で伸縮性がある。ネクタイの他に金色・銀色のリボンがあり、2色から選べる。胸ポケットには校章がデザインされたエンブレムが付いていて、スカートには記念碑「親と子と楽しむ」にちなんだ親子ひだを採用。裾には「WASHO」からとったWSの刺繍(ししゅう)が入っている。また、新制服は家庭の洗濯機で丸洗い可能。在校生に関しては現行のものだが、希望すれば新制服のレンタルもできる。

同校は昨年9月に創立120周年を迎え、記念事業の一環で制服の刷新を決め、2年前に制服検討委員会を設置。多様性の時代への対応、機能性、デザイン性、学校としての統一感、就職・進学時の面接場面を想定した実用性など、多面的な視点から慎重に協議を重ねた。ことしの4月に校内SNSで投票を行い、新しい制服が決まった。

新制服を披露した生徒会のメンバーは「スクールカラーが取り入れられていて、シャツもカチッとしていないので動きやすい」、「スカートが苦手な子もいるので選択肢にスラックスがあるのは良い」などと話していた。